楽焼窯作り、キャンプ2015

毎年恒例、うづまこ陶芸教室秋のスタッフキャンプ、今年は七輪陶芸で楽焼をしよう♪
がテーマです。手ごろな材料でできる窯の簡単な作り方から、焼成中の様子、出来上がった作品を一挙に公開!
お手軽簡単に陶芸作品が作れるのは楽焼ならではです!出来上がった器で飲むドリンクはまた格別です。窯製作から完成までの様子をどうぞご覧ください♪

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すっかり秋の空気も深くなってきて、お天気によっては朝夕寒い日も増えてまいりましたね。
夏休みの喧騒もひと段落したこの季節に毎年教室ではスタッフの旅行を企画しているんです。
去る9月29.30日に今年もスタッフ旅行で富士さんの根元まで行ってきました!

しかしながら陶芸教室と言うだけあって、ただの旅行では終わりません!
今年は七輪陶芸で楽焼をしよう!がテーマです。
教室一の発明家、サブーリ先生が一肌脱いで窯も手作りしちゃいました!
しかも手ごろな材料でとっても簡単に作っていたんですよ~。制作工程はこんな感じでした!

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まず、用意した材料はこちら!セラミックウール、針金、魚焼き網、各種工具です~
大体のものがホームセンターで揃えられるナインナップです。

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なにやらセラミックウールをハサミで魚焼き網サイズにジョキジョキと切り取っています。ここから針金でチクチクと縫い付けて壁を作っていきます!
一面縫い付けたらそれを6セット作って、さらに針金を使って立方体に組み上げます。
底面だけは七輪からの熱が入るのでセラミックウールは貼り付けていません。

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組み上がった窯の全貌はこんな感じになってます。
ポイントはフタの部分です!あえて少し長い網を上に持ってきてテコの原理で加熱部に直接触れずに開閉できるようになってるんです。

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しかもこのお手製窯、とっても軽いです!針金で取っ手をつけてみました。
片手で楽々持てるくらいの軽さですよ~!持ち運びも簡単です♪

さてさてこのお手製窯、果たして本当に使えるのでしょうか….??
製作工程を見守っていたスタッフ渡辺は当日まで窯ごと燃えたらどうしようと本気で心配しておりました。ごめんなさい。

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当日現地で七輪にで火を起こしていよいよ窯焚きスタート!
レンガを組んだ上に棚板をのせて内部は本格的な窯の雰囲気です。
無事に焼けるかドキドキしながら見守ります…!

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素焼きして持ち込んだ講師&スタッフの作品です。これからどんな風に仕上がるのでしょうか...??

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当日現地で無事点火してみて感動….!普通に使えてます….!すごい!!
火力調節はドライヤーで行います。温風を送風して火力を上げていますよ~
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内部が真っ赤に発光してかなり高温になっているのが分かります。

棚板の隙間から火が出ているのが見えます。蓋をしめると隙間から中の作品が焼けているのも覗けるんですよ♪
なかなか焼けている作品をしっかり肉眼で確認できるチャンスはないですからかなり貴重な体験でした!

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焼き上がりました~!夕方からはじめて全員分の作品が焼き上がるころにはすっかり日が暮れてしまいましたが、
窯づめから窯出しまでトータル3日はかかる普通の陶芸窯と比べるとものすごく焼き上がりが早いんです♪
それでは焼き上がった中から何点か作品をピックアップしてご紹介します!

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まずはこちら!毛塚先生作の酒器セットです。縄でつけたとっくりの模様がいい感じに浮き出ていますね。
しかもたっぷりお酒が入る大容量でした!お酒飲みには嬉しいサイズです♪

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こちらは相澤先生の磁土の作品です。陶土と磁土ではだいぶ焼き上がりの印象も違いますね!
楽焼なのにはかなくて美しい繊細さすら感じるのは私だけでしょうか….!
貫入(器表面に入っているひびの様なテクスチャー)もいいアクセントになっています。

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こちらは野崎先生の作品です。焼く前からインパクト大で話題を集めていた作品ですが、
焼き上がったらさらに存在感を増しました!金属にも見えるような黒光りがまぶしい作品に仕上がりました♪

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何も釉薬をかけないと真っ黒く仕上がる楽焼ですが、持参した釉薬で表情豊かな作品たちが並びました。
裏テーマは自分たちで酒器を作ってお酒を飲もう!ということでしたので、焼きあがった自身の酒器でBBQと共にみんなで乾杯!
イチから手作りして楽しむお酒はまた格別の味がしました。
今回お届けしました楽焼キャンプの模様、いかがでしたでしょうか??
楽焼は名前の通り通常の窯焼きに比べて簡単・短時間で焼けて、他のスタッフの皆さんももいつもとは違う焼き方を新鮮に楽しんでいたようです。
また来年も新たな発見のあるチャレンジをお楽しみに!

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